パレスチナ・ガザ地区におけるイスラエルの軍事侵攻について

私たちはイスラエルによるガザ地区の占領、虐殺、その他あらゆる暴力の即時停止を求め、パレスチナそして世界中で行われている平和と自由を求める動きに連帯します。

また、現在進行形で行われている暴力や人権侵害を矮小化し目をそらすためにLGBTQ+コミュニティを利用するピンクウォッシュに強く抗議します。

昨年10月に激化したイスラエルによるガザ地区への軍事攻撃下で、女性やLGBTQ+をはじめとするマイノリティの権利はさらに逼迫した状況にさらされています。食料や医療等の物資が不足し、リプロダクティブ・ヘルスへのアクセスも困難なものになっています。

これは遠い世界で起きている出来事ではなく、私たちとも深くかかわる問題です。こうした構造を温存する力に少しでも加担しないよう努力し、解決に向けアクションを起こすことが重要です。

長く続く暴力の歴史に終止符を打つために形成された「オスロ合意」から30年以上が経ちました。それでもなお、今日に至るまで暴力と人権侵害の歴史は繰り返されています。

暴力からまったく無関係に生きることは、現代の高度にグローバル化、資本主義化した社会ではとても難しいことだと思います。しかし、それぞれのいる場所から「公正さ」を求め続けることは、決してあきらめてはいけないことです。

世界には、1人では抱えきれないほどの複雑さが渦巻いているからこそ、多くの人とともに考え、学び、声を上げ、歩みを進めることが大切なのだと考えています。

ニュースを見たり、歴史を学んだり、寄付をしたり、デモやボイコットに参加したりなど、できることをできるところからしていきましょう。

パレットーク編集部